ファスティングダイエットとは?基本のやり方がわかる!シンプル解説
短期間で高い効果が得られると話題の「ファスティングダイエット」。
週末だけ断食する「プチ断食」としても人気の、食事を取らないダイエット法です。
ひとくちに「断食」と言っても、今日からいきなりごはんを食べない!など間違った知識で進めてしまうのはとても危険です。
まずはファスティングがどんなものか、どのように行えば良いかを解説してみようと思います。
ファスティングダイエットとは?
ファスティングダイエットとは、英語の「fast」(断食・絶食)という言葉が由来になっています。
一般的には3~6日間ほどの短い期間、断食を行うことで強制的にエネルギー枯渇状態にすることで体脂肪を燃焼させるダイエット法です。
体内環境をリセットすることで、疲れた内臓を休めるメリットもあります。
芸能人や一流アスリートが取り入れていることもあり、いまやポピュラーなダイエットになりました。
断食とはいっても、完全な絶食ではありません。
通常の食事は摂りませんが、ビタミンなど身体に必要な最低限の栄養素は取る必要があります。
身体をリセットすることでデトックス効果の高いファスティングダイエット。
正しい知識で、無理なく高い成果を目指しましょう。
ファスティングダイエットのやり方
ファスティングダイエットの期間は、健康管理上、3~6日間が適切です。
7日間以上のファスティングは危険です。
たとえ数日間のファスティングでも、自己流で断食を行うと、何かしら身体的被害が出る可能性があります。
また、肝心のダイエットも効果を得られない場合があるのです。
本格的にファスティングダイエットを行いたい、確実な効果を出したいという方は、ファスティングのできるパーソナルジムなど専門家の管理のもと取り組むと、より安全で健康的なダイエットができるでしょう。
ファスティングダイエットの注意点
ファスティングダイエットを行うときは、体調が万全な状態で臨みましょう。
風邪や生理など少しでも心配がある間は避けたほうが賢明です。
もちろん、妊娠中・授乳中・産後すぐの方や高齢、持病を抱えている方、薬を服用中の方は行えません。
ファスティング期間中だけではなく、前後の期間にも気を向けられるよう、余裕を持ったスケジュールを組んでベストな日を選びます。
身体を慣れさせ、ダイエット効果を高めるために準備期・本断食期・復食期の3期に期間を分けて計画的に取り組むことが重要です。
ここでは、それぞれの期間に心がけることや具体的な内容について触れていきます。
準備期の過ごし方
3日間のファスティングをするのであれば、3日間の準備期間を設けます。
ファスティングの期間と同じ日数だけ準備期間を取り、ゆっくりと身体を慣らしていきましょう。
準備食としての食事はヘルシーな和食などを選び、腹8分目、6分目・・・と少しずつ減らしていきます。
大切なのはファスティング前日です。
刺激物を避けて胃腸にやさしい野菜や果物を中心に摂り、体内をきれいに整えておきます。
リラックスして、睡眠もたっぷりとりましょう。さあ、翌日からいよいよファスティングの開始です!
ファスティング期間の過ごし方
本断食の期間は、基本的に固形物は口にせず水、酵素ドリンク、野菜ジュース、スムージーなどの液体のみを食事に「置き換え」て摂ります。
水のみという断食もあるようですが、準備期間を設けているとはいえ、食べ物は一切入ってきませんので身体が急激な変化に耐えられず、頭痛や目まいなどの症状が出てしまうことがあります。
体調不良を防ぎ安全にファスティングダイエットを成功に導くためには、最低限のビタミンやミネラルを補給することが大切です。
ファスティングダイエット本番の断食期間中ですが「食べられない」「食べたい」ことばかり考えているとストレスになり、ファスティング終了後、ドカ食いへの引き金になりかねません。
「体が空っぽになって毒素が排出されているな」「食べないことで内臓がキレイになっていっているな」とポジティブなイメージを膨らませ、クリーンな精神状態にするよう心がけると楽に過ごせます。
空腹感にとらわれないために、好きなことに没頭して過ごすのも良いでしょう。
好きな映画をゆっくり見る、溜まっていた本の読書をするなど、あらかじめ充実した時間を過ごせるものを用意しておくのがおすすめです。
ファスティング期間中はエネルギー不足状態にあります。
より成果を出したいという気持ちでジムに行ったり筋トレをしたいと思うところですが、特に初めてのファスティングでは身体が変化に対応できていない可能性があるので、あまり激しい運動をするのはNGです。
ファスティングと運動を組み合わせる場合は、専門家の指導が受けられる場所で、きちんとした管理をしてもらいながら行いましょう。
復食期の過ごし方
ファスティングダイエットの成功のカギを握るのが、この復食期です。
何日間も食べられなかった反動で、ジャンクなものをおなかいっぱい食べたくなりますが、そうするとからっぽの身体は猛烈にぐんぐんエネルギーを吸収していきます。
内臓に負担もかかりますし、そこから一気にリバウンドへの道にまっしぐらという失敗例も少なくありません。
復食期にはまず味噌汁やスープ、重湯などの液体食から始め、徐々に普通の食事に戻していきます。
ここでも野菜や果物を中心に、胃腸に負担がかからないものを選びます。
量も少しずつ増やすように気をつけて、お腹をびっくりさせないようにしましょう。
ファスティングダイエット全期間共通 食事についての注意事項
以下は、準備期・断食期・復食期の全期間共通で避けたい食品です。
これらの食品は、消化に時間がかかったり、分解するのに負担が大きいため、なるべく避けるようにします。
・肉、魚、卵、乳製品など動物性食品
・揚げ物、スナック菓子など油っぽいもの
・コーヒー、紅茶などのカフェイン類、アルコール類
・パン、クッキー、マフィン、ドーナツなどの小麦粉食品
・チョコレート、アイスクリーム、ジュースなど砂糖のたくさん入ったもの
基本的には刺激の強いもの、味の濃いものを避け、野菜たっぷりの野菜スープやヨーグルトなどを活用するようにしましょう。