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ファスティングダイエット中に野菜ジュースはOK?断食中にNGな飲み物とは

ファスティングダイエット中に野菜ジュースはOK?断食中にNGな飲み物とは

ファスティング(断食)ダイエットは食事を摂らないダイエット法です。

高い効果が期待できるので、自宅で週末だけなど短期間でチャレンジする人も増えています。
ファスティング期間は食事を取らず、飲み物だけで過ごすのが一般的ですが重要なのがこの飲み物の選び方。

「なんとなく身体に良さそう」などと知識のないまま色々なものを飲んでしまうと、期待通りの効果が得られない可能性があります。

そこで、ファスティング中にOKな飲み物、NGな飲み物について解説したいと思います。

 

ファスティングダイエット中に飲んでいいもの

カロリーの無い水はファスティング中に飲んでも問題ありません。
むしろ水分は積極的に摂った方がいいので、たくさん飲みましょう。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれているという点で硬水がオススメです。

 

酵素ドリンク

ファスティングダイエットといえばセットで必要と言われる事が多いのが、酵素ドリンク。
ただビタミンやミネラルを摂るという目的なら、野菜ジュースやサプリメントでも良いのでは?と思いますよね。
なぜ、酵素ドリンクが効果的なのでしょうか。

酵素ドリンクは、野菜や果物の酵素を体内に取り入れることで体内の酵素を活性化させ、代謝のアップを促すとされています。
また、老廃物を排出させる働きがあるので、減量というよりは体内環境のリセット効果が期待されています。

「酵素ドリンクを飲んで痩せる」訳ではなく、酵素ドリンクはあくまで身体の働きを助ける役目ですが、ファスティングダイエットをするにあたってデトックス効果をあげよう、カラダの中をきれいにしよう、という発想で酵素ドリンクに行きつくケースが多いと思います。

酵素ドリンクは豊富な栄養分を含んでいるので、ファスティングダイエット中に飲むドリンクとしては非常に人気がある飲み物です。
微量の糖分が含まれていることで、ファスティング中に引き起こされることが多い低血糖状態になりにくい点もメリットです。

野菜ジュース

ファスティングダイエット中は食事を取らない為、最低限のビタミンやミネラルを摂る必要があります。
ビタミンが取れる野菜ジュースは基本的にはOKですが、気をつけたいのが市販の野菜ジュース!

市販の野菜ジュースは大抵が加熱処理されたものです。
野菜や果物は加熱すると、ビタミンやβカロチンなど重要な栄養素や、ダイエットに有効な酵素が失われてしまう可能性があります。
そのため、ファスティングダイエット中に野菜ジュースを飲む場合は、生野菜や果物を加熱せずに絞ったコールドプレスの手作りジュースがオススメです。

キャベツ、キウイ、りんごなど酵素を多く含む野菜・果物を意識的に選べば、効果もよりアップします。
ただし、当然ながら果物には果糖が含まれますので糖分が高すぎるものは避けるようにしましょう。
また、時間が経つと栄養素がどんどん失われてしまいます。ジュースを手作りしたら作り置きせず、新鮮なうちに飲むことも忘れずに!

コールドプレスの野菜ジュースはスーパーなどでは売られていませんが、通販であればカゴメから「つぶより野菜」と言う野菜ジュースが販売されています。
野菜は国産100%、食塩、砂糖、添加物不使用で、加熱しない「フレッシュスクイーズ」製法で作られている野菜ジュースです。
自分で作るのは難しい、と言う人はこう言ったものを利用するのも手だと思います。

スムージー

スムージーは、果物や野菜を実ごと細かく砕いてドリンク状にするので腹持ちが良く、豆乳やヨーグルトを入れればコクが出てさらに満足感が得られます。
しかし、比較的ガマンしなくて済むというかわりに、カロリーが高くなってしまうデメリットがあります。
カロリーだけでなく、栄養素も考慮して、レシピをよく吟味しましょう。


近頃では、水や豆乳で溶かすだけというお手軽な粉末状のスムージーが手に入るようになりました。
いろいろなフレーバーもあり、無理せず美味しく、楽しみながらダイエットしたいという方に向いています。

豆乳

豆乳には植物性のたんぱく質が豊富に含まれているため、筋肉量の維持と基礎代謝アップにつながります。
大豆イソフラボンの働きがお肌の状態を整える、という美肌効果も女性には見逃せないメリットです。
そして大豆には天然のオリゴ糖が含まれています。
このオリゴ糖が腸内環境をキレイにしてくれ、またほのかな甘みで満足感も得られます。

ただ一方で単体としては酵素やビタミン、ミネラル分はさほど無いので、それを補う意味で、青汁や野菜ジュース、酵素ドリンクなどと組み合わせて飲む方が多いようですね。
満足感がありお腹に優しいので、スープ、スムージーに入れて準備食や回復食として使うのもオススメです。

お茶

 「茶腹もいっとき」というくらいで、お茶を飲むことは一時的に空腹感を紛らわせてくれます。
お茶は香りや味によるアロマテラピー的な効果があり、お腹をやさしく暖めるので、ファスティングダイエットには適した飲み物です。
緑茶はアミノ酸に含まれるテアニンという成分が脳の働きを良くする上、リラックス効果も得られるとされています。

健康上はとても良いものですが、ファスティングダイエットとなると話は別です。
緑茶にはカフェインが含まれるので、空っぽのお腹には刺激が強く、胃腸を痛めます。
同じ日本茶でもカフェインが少ない番茶や麦茶をおすすめします。

ハーブティーはカモミール、レモングラスなどマイルドな味わいのものなら良いでしょう。
ハイビスカス、ローズヒップなどは、同じハーブティーでもストロングなほうで、意外と胃腸の負担になるので注意が必要です。
ノンカフェインのお茶は健康茶、薬草茶の名前でも数多くあります。ルイボスティー、柿の葉茶、黒豆茶など、その種類は計り知れません。

ファスティング中のストレス解消に、いろいろなお茶を取り揃えておくという手もあります。
「今度はどれにしようかな?」とドリンクバー感覚で、飽きることなく選ぶ楽しさを得られます。
お茶の専門店などでは大抵テイスティングができるので、ファスティングに入る前に行ってみてはいかがでしょう?お茶の効能なども専門家に聞けて、より自分に合ったものが見つけられるでしょう。

ヨーグルト

ヨーグルトはビタミン、カルシウムなどの栄養素を含み、ビフィズス菌でよく知られるいわゆる善玉菌によって腸内環境を改善します。
適度に「食べた」感があるので、空腹感の緩和にも一役買ってくれます。
便秘解消にも良いので、ファスティングダイエット前に胃腸を整えるという役割で準備期に特にオススメ。
週末プチ断食など軽めのファスティングをする際にも適しています。

牛乳には動物性タンパク質が入っていますが、発酵の段階で分解されるので、消化には問題ないとされています。
ただし、ヨーグルトを買うときは、必ずプレーンを選ぶこと。市販のヨーグルトには砂糖や甘味料が多く含まれてているものも多くあるので、注意してください。

ファスティングダイエット中に飲んではいけないもの

コーヒー、紅茶、緑茶

ファスティングダイエット中はカフェインの摂取は禁物です。
胃だけでなく肝臓にも負担がかかり、利尿作用があるので脱水症状の危険性もあります。
どうしても!という方は、ディカフェ(ノンカフェイン)のコーヒー・紅茶を選びましょう。

アルコール

これは言わずもがな。
大事故につながる可能性があります。絶対にNG!

清涼飲料水

つまりジュースの類ですね。砂糖や甘味料たっぷりです。
ゼロカロリーも要注意。甘味料の消化は胃腸にダメージが大きいものです。

盲点なのがポカリスエットなどのスポーツドリンク。
脱水を防ごうと取り入れがちですが、こちらも糖分がたくさん入っています。
また、身体への吸収が良いため、血糖値の急上昇で頭痛・めまいなど何かしらの不調を引き起こす可能性があります。同じ理由で、脂肪燃焼系などダイエット用機能飲料も避けましょう。

牛乳

豆乳、ヨーグルトは良いのに牛乳はダメ?
そうです。牛乳はカロリーも高い上に動物性たんぱく質ですので、消化には良くありません。
ただ非常に高い栄養価があるので、ファスティングダイエット前後に適度な量をスープ等の料理やスムージーに入れるなど、賢く利用しましょう。